私とあなたのラブシークレット
休憩時間も終わり、中にある縁日の方を覗くと
悪戦しているさっきの男の子
まだ、仁平着てるんだ
「愛実ちゃん!?」
「あれ、今休憩中?」
「あ、ううん。交代の時間」
「もうそんな時間か」
何人かに分かれていくこのシステムの方が
休憩でみんな一斉に開けなくて済む
「ママ、見て!取れたよ」
そう言って見せている男の子
「あら、すごいわね」
「こちらに入れていかれますか?」
「あ、お願いします。」
「ママーお腹すいたー」
そういう男の子
と困ってしまっているお母様
「隣のクラスで、カフェをやっていますよ。
良かったらぜひ、行ってみてください」
「ありがとう」
そう言ってクラスを出た親子
輪投げも、射的もどきも、小さい子には人気だ
輪投げの景品も、子供と大人で買えているのは
来てもらった人たちに喜んでもらうため
でも、お酒はないし、タバコもない。
大人が喜んでくれそうなものをピックアップしたつもりだ
「大変!
輪投げの景品無くなりそう」
はい?
あれだけ買って、無くなりそうってどういう事!?
「でも、さっき休憩言ったばっかの奴何も言わなかったよね!?」
「気づいてないってこと!?」
「でも、朝からいたんだから気づくでしょ?」
「どうしよう。」
ガタッとたったのは白城さんで
「愛実ちゃん、一緒に行ってこよ。
ここにいてもらちが明かない。
だったら買ってきちゃった方が早いもの」
まぁ、そうだけど・・・