私とあなたのラブシークレット

箱に入れられるものは箱に入れて
箱で買ったものに関しては、テープを張って貰って

「これで全部か」

「あ、はい。
すいません。理事長に持ってもらってしまって」

「いや。構わない」
そう言って、次々と荷物を車に運んでくれる伊蕗にぃ

桁違いの買い物をしたのに
何の反応も見せない店員に対して

「三ツ谷様っお越しいただいていたのですか?」

店長が慌てたようにやってきた

「いや。今日のメインは妹たちの買い物だ」

「妹様たちですか」

「あぁ。もしかしたらまた来るかもしれない」

「そうですか。また、お越しください」

頭を下げた店長
と普通に話している伊蕗にぃ

車に乗ったあたしたちはそのまま学園祭に戻り
買ってきた荷物を
伊蕗にぃも運ぶのを手伝ってくれて
ほどなくして、すぐに手渡すことになり

「それにしても、すごい量だね?」

「まぁ・・・」

これだけ買えば、しばらくは持つかなぁ?

「愛実っ」

!?

「翔哉?」

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