私とあなたのラブシークレット
あっそっか芽実のクラスは
もう入っているんだ
だからだろう。この黄色い悲鳴は
”今年のプリンセス、原田より可愛くないか?”
”いや、ダントツだろ?例年のプリンセスよりも”
”でもなぁ。もう、婚約者いるしなぁ”
”略奪でもすっか笑”
私には、聞こえてなかったが
翔哉さんの姿が見えて、ほっとしたのもつかの間
え?
女の・・・人?
同じ生徒会の人・・・だよね?
結局、翔哉さんも同じか・・・
男なんて、そんなもんだよね・・・
「せん、せい」
「どうした」
「すみません。席を外してもいいですか」
「あぁ。構わない」
ありがとうございます。それだけ言って
体育館を出て、一目のつかない図書室へ
「ここなら。来ないよね」
なんで、あんな人に
初恋なんてしちゃったんだろう・・・
婚約者、今から、変えてもらえるかなぁ
気づけば、寝てしまっていた