私とあなたのラブシークレット
「娘さんって、双子だったんですね」
「あぁ。愛実紹介しよう。
お前の母親違いの妹の
彩希(サキ)と未姫(ミキ)だ」
彩希ちゃんと未姫ちゃんか
「彩希。未姫。お前たちのお姉ちゃんだよ」
そう言ってくれる深瀬さん
「おねえちやん?」
まだ、小さいこの子たちにあたしが
姉だと言ってもきっと忘れてしまうだろう
「ふふっ可愛いね」
「あぁ」
こんな小さい子たちが可愛いなんて思えたの初めてよ
異母姉妹でも、こんなに可愛いと思えるなら
姉でいてもいいと思えたの
「だっこぉ」
そう言ってきた、姉妹の1人
「未姫。そんなにせがんでは、ダメだろう?」
それでも、動かなくて
翔哉が抱っこをしていた
「愛実。翔哉と出来たらアイツあんな感じだろうな」
そうかなぁ?
いつか、子供が出来たら、翔哉もあーやってなっていくのかな
「お待たせいたしました」
シェフたちが運んできた料理
「こら。ちゃんと座りなさい」
「やぁ」
苦笑いをしている深瀬さんと兄2人
翔哉さんの膝の上には未姫ちゃんが座っていて
負けじとあたしの上に座ろうとしている彩希ちゃん
「はい」
「きゃー」