私とあなたのラブシークレット
「愛実!?」
「や、ヤダ。京にぃは、怖いの」
京介が怖い・・・?
どうして?
「伊蕗にぃの所で寝るっ
一緒に行く」
ずっと、そう言い続けられてしまった俺の所に
「愛実?
伊蕗が困っちゃっているわよ?」
「ヤダヤダ!」
「なら、私と一緒に寝ましょう?」
「ママと?」
「そう。私と一緒。お父さんもいないわ。
女2人だけで」
「寝る!ママと一緒に寝る」
ナイスなタイミングで来てくれたお袋
「伊蕗も気を付けて行ってらっしゃい」
「行ってきます。
愛実。お土産、楽しみにしてるんだぞ?」
「うんっ」
愛実の幼い笑顔を見たのがこれが最後だった