私とあなたのラブシークレット

思ってた
思ってたよ。

だから、翔哉には学校に行ってもらって
あたしは、寮にいようと思ってた

「婚約者の俺くらいには、恐怖症を
少しでも克服させようと思ってるしな。」

なっ

「他の男なんてどうでもいいんだよ。
お前が、俺にさえ克服してくれれば」

「・・・っ」

「ほんと、顔真っ赤」

「うっさい」

顔を真っ赤にさせたのは、翔哉だもん

「まもなく、イルカショーが始まります。
ご覧になられる方は____」

「見に行ってもいい?」

「当り前だろ?」

そう言って連れてきてくれた
イルカショー

最初から、高い位置までジャンプさせて見せてくれたり
ボールに当ててみたりしているイルカたち

「可愛かったっ」

「そりゃよかった」

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