私とあなたのラブシークレット
さて、どうすっかな
「愛実」
「ん~」
「っ」
やべぇ
こいつの顔見てたらやべぇかも
「帰るぞ。愛実」
「ん~~~
しょ、やさん?」
これは、寝ぼけてんな
「みーつけた」
ギュウっと抱き着いてきた愛実
「はぁ。
こんな姿、誰にも見せられねぇな」
ヒョイっと抱き上げた愛実は、とても軽くて
「!?」
これで、目が覚めたか
「翔哉さんっお、下してくださいっ」
「いいけど、こんな半端な位置で降ろしていいの?」
「え?」
目を見開いた彼女は
ギュウっとしがみついてきた
「ここが、階段だってやっと気づいたか?」
「は、はい」
「落ちたくなかったら、捕まっておけよ」
うぅ~
愛実にこんなにされてんなら悪くねぇなって思う俺だった
End