私とあなたのラブシークレット
「何よ?」
「何よ?じゃねぇ。愛実は、”俺と”行くんだ」
「じゃあ、愛実ちゃんに決めてもらいましょ?」
あ、あたし?
「2人と一緒がいいなぁ・・・?」
「そうなの?」
「うん」
柚ちゃんとも、京にぃとも、一緒に行きたい
なんて、あたしの我儘なのかなぁ?
「ダメ・・・?」
「「いいにきまっているでしょう(だろう)」」
「ありがとう」
「愛実。会長室に行っていてくれよ?」
「うん」
でも、どうして、会長室なんだろう?
「愛実。気に病むことはない」
「え・・・?」
「兄貴のことだ。寮に帰ってきたアイツの焦る顔が見たいだけだ」
はい!?
とりあえず、寮を出て学校まで歩いていく
「柚。お前も一緒に会長室にいるか?」
「いいわ。教室に行く」
「そうか。じゃあ、気を付けて行けよ」
「ありがとう」
柚ちゃんとは、昇降口までで別れた。
京にぃとは会長室でお勉強
さすが受験生で、頭もいいだけあって
教えてくれる方法も上手で・・・