私とあなたのラブシークレット
2
「ほら」
ここは一体どこなのでしょう?
「??」
「生徒会室へようこそ。
俺のお姫様」
!?
お、お姫様!?
「おっせーぞ」
「そーよ。待ったじゃない」
!?
さっと翔哉さんの後ろに隠れてしまった
「愛実?」
「か、帰りたい」
カタカタ震えている私のことに気づいているでしょう?
「あら、可愛い」
「この子が、今年のプリンセス?」
「あぁ」
「や、やだ!」
背中から離れようとしない私に
苦笑いしかできない翔哉さん
と、驚いている生徒会のメンバーの人たち
「おーおー
朝から、見せつけてんなよ?」
「京介」
「なんで、ここにいる」
京にぃが来た途端
翔哉さんから離れて、京にぃに抱き着いた
「おい」
「愛実?」
震えている私に気づいたのか
「なるほどな。
無理やり合わせようとしただろ?お前」
「!?」
「愛実には、それは聞かねぇからな」
「なっ」
「震えている愛実を
否応なしに、会わせようとしたら、こうなるってわかってただろう」