私とあなたのラブシークレット

「でも、まぁ時間内に見つけたから
婚約は認めてやるよ。」

くそっ
こいつ、俺で遊んでやがる

「あ、そうだ。愛実
机の上に課題やってあるか?」

机の上の課題?

机を見ると、分厚い課題らしきものがある
「あぁ」

「終わってるか分かるか?」

パラパラと課題をめくってみると
「全部終わってる・・・」

「そうか。あいつは、全部終わらせたんだな」

「どういう・・・」

「知らねぇのか?愛実、HONEYLOVERで働きたいって
そう言ってるんだよ」

!?
俺に、何も言わねぇってどういうことだよ?

「ただな。俺たち的には賛成だけどな?
お前に言ってねぇって言うから、まだ
返事が出来てねぇんだよ」

「そうか。助かった」

「あ?」

愛実のあどけない寝顔を見ながら
頬を触る俺は

HONEYLOVERでなんて働かないで欲しい。
卒業したら、ずっと、俺のそばにいて
お前に家にいて欲しい。

それは、俺の我儘なのか?
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