私とあなたのラブシークレット

「翔哉は・・・あたしが三ツ谷だから婚約したの・・・?」

「ちげぇ」

じゃあ、あのだからの後、何を言おうとしていたの・・・?

「先にこっちの話だ」

・・・っ

「俺の話はあとでも出来る」

後でも出来る・・・か

あたしを車から降ろした後、チャイムで呼んだ京にぃ

「あら。渉さん。お客様ですよ」

”渉さん”か・・・
すぐにお父さんが来てくれて
応接室に案内されたあたしたち

「お忙しいところ申し訳ありません」

「いいえ。愛実がまたこんなすぐに見れると
思いもしませんでしたが」

「そうですか。
それでですね。深瀬さん
愛実を合わせたあの後から、愛実を深瀬に戻そうと動いていますよね」

「・・・っ」

「えぇ。間違いではありませんよ。
愛実は、実際、私の娘で、深瀬の令嬢だ」

「では、愛実を戻して何がしたいんですか」

「何が・・・とは?」
< 173 / 185 >

この作品をシェア

pagetop