私とあなたのラブシークレット
「あら。お坊ちゃまお帰りなさいませ」
「その言い方はよせ。俺ももう18なんだ」
「しかし・・・」
翔哉と話しているお手伝いさんと目が合ってしまった
「は、はじ、初めまして」
「随分と可愛らしい方ですね。
初めまして。篠田家でメイド長をしております。
秋月と申します」
「秋月は、篠田家の執事長の孫娘なんだ」
へぇ・・・
「翔哉様。お帰りになられていたのですか」
「あぁ。先に紹介しとく」
「おや。翔哉様が、女性を連れてこられるなんて」
「三ツ谷愛実。俺の婚約者だ」
「「婚約者・・・ですか」」
「あぁ」
「ですが、震えていらっしゃいますが」
「あぁ。大丈夫だ」
「え?」
「愛実。大丈夫だ。この2人は安心していい」
「で、でも」
「どうした」
「愛実?」
ほんとだ。
京にぃの言った通り、伊蕗にぃもここにいた
「伊蕗さん」
伊蕗にぃのそばに行くと不思議そうな顔をされてしまった
フルフルと顔を横に振ると
「三ツ谷さん。その方は」
「すみません。私の妹の
愛実と言いまして、星稜学園で愛実の婚約者として
翔哉さんと婚約させています」
「翔哉が、このお嬢さんの婚約者・・・ですか」
「はい」