私とあなたのラブシークレット

伊蕗にぃの車に乗り込んだあたし

車を走らせて数分

「愛実」



急に名前を呼ばれて、横を向けば真剣な顔をしている伊蕗にぃの姿

「これから、もっと俺達と一緒に行動をすると
今日みたいに言われることが多くなるだろう」

「・・・っ」

「だから、そんなことを言われても、自分で
”大丈夫”と思える強い女になれ」

「強い女?」

「あぁ。メンタルを強くしろ。
今のままじゃ、翔哉と正式に婚約してもこれから
結婚をしても、ずっと言われ続けるぞ」

「そんな・・・」

「だからこそ強くなれ。何でもかんでも抱え込むな。
頼れるところは頼ったって俺たちは何も言わない。
翔哉だって、それは同じだ」

「伊蕗にぃ達も・・・?」

「当り前だろう?
お前がいつでも頼ってもいいようにしている。」

そっか・・・

「着いたぞ」

「ありがとう」

伊蕗にぃの家に入ったあたしたち。
急に来たあたしを迎え入れてくれたみのりさん

「おいおい。玄関で泣くのかよ」

「だ・・・って」

「馬鹿ね。愛実ちゃんがここに来ちゃいけない理由なんてないのよ?」

「ふぇ・・・」

「伊蕗の妹なんだから。あたしの妹でもあるのよ」

妹・・・
そう思ってくれるみのりさんには感謝だ
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