私とあなたのラブシークレット

慌てて、着替えに部屋に入るも
どうしてだろう?
ドキドキするのが、止まらない。

伊蕗にぃや、京にぃにはしない、この
ドキドキは何?

「落ち着け。落ち着け」
大丈夫。
気のせいだから。
このドキドキも、気のせいだから

「ふぅ~」

さ、着替えよう。

この学園は変わってて、
プリンセスは、なぜか、ピンクのセーラー服を着用
他の女子生徒は、紺のセーラー服
男子は、婚約者関係なく、ブレーザーだったりする

「私も、セーラーじゃなくて、ブレーザーが良かったなぁ」
確かに、この制服も可愛いんだけどね

「お、お待たせ、しました」

「行くぞ」

そう、手を引いて歩き出した翔哉さん

私が小さいのかな?
翔哉さんが大きいだけ?

顔をあげなきゃ、翔哉さんの顔も見ることができない

あれ?
どうしよう、体が、引っ張られているはずなのに・・・
思うように、動いてくれない

「おはようございます。翔哉様。愛実様」
!?

「おや、顔色が優れていなようですが」

「だ、だいじょ、ぶです」

「ちっ」
「・・・っ」

「きゃあ」

舌打ちをされたかと思えば
抱きかかえられて、また、部屋に戻される始末

「しょ、やさん?」

「寝てろ」
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