私とあなたのラブシークレット
3
熱があるのが分かってて、翔哉さんのそばにいて
移しちゃいけないと思って、
ふらふらしながら帰ってきた、寮
すっかり、きれいにされてて、これなら
もうここに住めるかと思えるくらいになっていた。が
「なんで、家具がないの・・・?」
ベッドも、タンスも何もかもなくなってる
クローゼットを見ると、敷布団が入ってて
「良かった・・・」
敷布団を敷いて掛布団もしっかりかけて
「お休み、なさい」
だから、気づかなかったの・・・
翔哉さんも、お兄ちゃんも探してくれているなんて
「いた・・・」
汗だくになった、翔哉さんがここに来てくれたことも
「ん、」
「愛実。無事でよかった」