私とあなたのラブシークレット
機嫌の悪そうな返事をした翔哉さん

「なんだよ」

「あ?やべっ忘れてた」

「あぁ。愛実連れて今から行く」


あたしを連れて、行くところ・・・?

「あぁ。分かってる。あぁ」
電話を切った翔哉さんは

「支度、しとけ」
え?
「伊蕗さんの所に行く」

「・・・!」
「京介も一緒だ」

「行きたくない」

きっと、怒られる。
いや、確実に

「その後、愛実を連れて行きたい場所がある」

行きたい場所?
「分かった」

支度をしに部屋に戻ってクローゼットを開けて
鏡越しに見た自分の姿に驚いた

「なに、これ」

体中に赤いポツポツが出来てて

「ど、しよ。こんなの、隠せる自信、ないよ」

長々と、隠せる洋服を探すも、見つからず

「おい、まだかよ」
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