私とあなたのラブシークレット
着いた先は、伊蕗にぃの自宅で
「先日はすみませんでした」
「いや。いい。愛実がこうして
元気でいてくれただけで、俺たちは何もいう事はない」
伊蕗にぃ?
「入ってくれ」
でっかい家の中に案内されたあたしと翔哉さん
応接室のような場所に案内されて
京にぃと伊蕗にぃが持ってきたのは、アルバムと
「紙・・・?」
「あぁ。戸籍だよ」
戸籍?
「愛実、今からいう事は、事実で、きっと、ショックを受けるかもしれない。
翔哉も、これからの愛実をこれを見てから、決めてくれても構わない。
婚約を破棄にしても、構わない。
俺達は、愛実にただ、事実を伝えたくて、今日呼んだ」
事実を伝える?
「婚約破棄はないですよ。
この先、何があっても、何が起きても」
「そうか。なら、これを見てくれ」
そう言って、出された大きく、古いアルバム。
でも、ちゃんと、手入れがされているのがよくわかる