私とあなたのラブシークレット
1
ボンっと浮かんできたのは、私が5歳の時に
出会った男の子だ
もう、卒業しちゃってるかもしれない
「はぁ・・・」
「何、ため息ついてんだよ」
!?
「だ、誰!?」
「あ?」
誰?!この男(ヒト)
「へぇ。お前が俺の婚約者、ねぇ」
えっ
じゃあ、この男が、婚約者なの!?
プルプルと震えだした私の体
「へぇ。京介が言った通り、男嫌いそうだな」
「き、嫌いですっ」
「面白れぇ」
な、何が
「お前を、落としたくなった」
!?
ピンポーン
「はーい」
男の人から、抜け出して玄関に向かうと
「あっ三ツ谷愛実様ですね。ベッドをお運びしたいのですが」
「お願いします」
手前の部屋に入れた私の荷物
「俺は、その隣なわけだ」
あっ
「いいけどな。別に。
俺限定で、男嫌い、直せよ」
!?
あれ?
でもさっき
「京にぃの事知ってるんですね」
「京介だろ?俺ら、タメだし。
知っててもおかしくねぇだろ」
へ?
ってことは、1年だけの同居?