私とあなたのラブシークレット

あたしは、お兄ちゃんたちの妹じゃなかった

じゃあ、お兄ちゃんたちは、赤の他人のあたしを
嫌な顔もせず、面倒見てくれていたの・・・?

「深瀬って、でも、今急激に成長してますよね」

「あぁ。もしかしたら接触してくる可能性がある。
もしかしたらの可能性もあるが、あの寮を荒らしたのは
愛実の実父の可能性がある」

!?

「学園まで、突き止めているんですか?」

「あぁ。そこでだ。お前たちの寮の場所を今の場所から
少し離れた場所に立て直そうかと考えている」

「へ?」
あたしは、てっきり別れろって言うのかと思った

「愛実。こんな男が近づいてきたら、逃げろよ?
そもそも1人で行動するなよ?」

「あっ、うん」

1人での行動は、だめだなぁ
「それと、今”深瀬渉”の調査依頼をしてるから」

「深瀬渉?」

「愛実の実父だよ」
へ?

「愛実は、深瀬渉夫人にそっくりなんだ」

「・・・っ」

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