私とあなたのラブシークレット
「愛実?」
ガタガタと震えているあたしの体
男の人が近くにいるだけで震えてしまう体
「大丈夫。大丈夫だ。もう、あの男はいないから」
「う、うん」
それでも、震えている体
「生徒会室行くぞ」
え?
「会長室でも、勉強はできるだろ?」
出来るかもしれないけど・・・
「落ち着くまで、そこで勉強してていい」
「う、うん。ありがとう」
「いや、いい」
生徒会室まで一緒に来てくれた翔哉さん
会長室は、生徒会室の中にあるドアの向こう側。
めったに使われないらしいせいか
きれいな部屋だった
「ここで、勉強してていい。
落ち着いたら、教室に帰れよ」
「あ、ハイ」
それだけ言って、翔哉さんは、生徒会室から出て行ってしまった
しかし、廊下では