私とあなたのラブシークレット

「愛実は、まだ、親父が怖いか?」

そりゃ
「怖くないとは言い切れない」

「そうか」

それだけ言うと、部屋のカギを開けた伊蕗にぃ

え?
どうして?
あたし好みのリビングに
キッチン。
そして、部屋も
前の寮よりも多くなっているし、広くなっている

「気に入ったか?」

「うんっ」

「そうか。なら良かった
これが、お前たちの新しいカギだ」

そう渡されたのは、カードキー

「伊蕗にぃ?なんで、カードキーなの?」

「これも、セキュリティのため。
翔哉もこれを使う機会は少ないかもしれないが
それでも、お前は使う機会は多い。
普通のカギだと、無理やりにでも開けられるからな」

「・・・っ」

「お前だからこそ。お前の安心と安全を考えて
このキーにした。」

そうだったの・・・?

「愛実っ」

へ?

「なんだ、お前も来たのか」

「え?愛実のクラスの人間が、生徒会室に来たんですよ。
”愛実が男に連れていかれた”って」

!?

「そりゃ、確かに男嫌いな愛実でも、男の力では
愛実でもかなわないからな。無理やり連れていかれたのかと」

「そうか。でもな?
愛実は、クラスで男に話を掛けられただけで
愛実は震えていたんだ
それを俺が連れてきただけだ」

「そうなんですか」

「お前にも渡しておく」

翔哉さんにも渡したカードキー

「これは」

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