私とあなたのラブシークレット
「ここのカギだ。あの寮の悲惨さを考えたら
これくらい当然だろう?
あの門も、今日は開いているがこの車と俺の車は
自動的に開くことになっているが
歩いて帰ってきたときに、このキーが必要になるからな」
へ?
門にもこのきーを使うの?
「そうですか。でも、よくあの理事長が許しましたね」
「あ?」
そっか、翔哉さんは知らないのか
「親父には、言っていない。だがな?
親父と俺たち兄弟の考えは違う」
「え?」
「親父はきっと、あの参事をもみ消すだろう。
じゃあ、愛実の身の安全は?
親父は、考えてないんだよ。そこまで。
この学園もあの親父が続けていたら
どうなるかわからねぇ」
「!?」
「だからこそ、翔哉にも、京介にも悪いが俺の考えに
協力をしてほしい。
親父を、理事と理事長の座を失墜させるために」
「そんなことをしたら」
「大丈夫だ。俺の会社も、そんなに軟じゃないし
親父にそんな権限もない。」
どういう・・・
「俺の会社はな?アパレル関係なのは知っているだろう?」
「うん」
「京介も、この学園でデザインの選考もしているし
明希も経営学を学んでいる。
京介も、大学で経営学を学んでもらうが、
俺の会社の跡を継いでもらうか、理事長の座を取ってもらうかなんだ」
そうなの?