私とあなたのラブシークレット

「お前も、経営を学ぶんだろう?」

「一応は」

「なら、分かるだろう?お前には」

え?

「俺の考えが」
「大体は」

翔哉さんにはわかるんだ
あたしにも、分かるときが来るのかな?

「愛実」

「?」

「仕事の話ばかりでつまらないだろう?」

そんなこと、あるかも・・・

「お前は、絵を描くのが好きだろう?」

「簡単なものなら」

「愛実は、絵が得意なのか?」

嫌いではない。
美術関係は、得意な方だ

「一応」

んーと考え出した翔哉さん

「翔哉さん?」

「お前、来月からの選考、まだ出してねぇよな?」

「まぁ」

そう、この学園には
1年の5月から選考授業がある
それは、将来に備えた授業でもある。

デザインもあれば、経営学もある。
他にも調理も、技術もある

「デザインを専攻したらどうだ」

「デザインを?」

「お前のデザインした服も少しづつ
俺は出しているからな」

へ!?

「伊蕗にぃ、あれを出してんの!?」
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