私とあなたのラブシークレット

あたしをベッドに横にして
会長室を出て行った翔哉さん

隣の生徒会室では、わけのわからない話が聞こえている
「副会長の仕事だろう?」
そう言ってる翔哉さん

何が副会長の仕事なんだろう?

そろっと生徒会室を見ると
大量の資料と
はだけた服装で会長の机に乗っている副会長と
一緒になっている翔哉さんの姿

「ぇ・・・」

嘘でしょう?

あたしは、やっぱり、アソビなの・・・?

ベッドに入る気もなくてそっと、会長室を出たあたしは
翔哉さんにも京にぃにも言わないで
伊蕗にぃの会社に行った

会社入り口で新しく入った受付の子に止められてしまった
あたしのことを知っている人は
何も言わず、通してくれるから

「あ、」

「あら。愛実ちゃんじゃない」
「みのりさん」

「知り合いなんですか?」

「あなた達もここにいるなら覚えておきなさい
この子は伊蕗の妹なんだから」

「へ!?社長の妹、様なんですか?」

知らなくて当然だよね
昔はよく出入りをしてたけど
ここに来るのは、久々だもん

「行きましょ?伊蕗抜きで、2人で話しましょうか」

「でも」
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