私とあなたのラブシークレット

あ、

「女同士の秘密よ」

言わないでくれた・・・の?

「女同士って」

「あら。愛実ちゃんだって、十分女なんだからね?
伊蕗がいつまでも、女の子の扱いしてたら、可哀そうよ?」

「おいっ」

おぉ
あの伊蕗にぃがタジタジしてる
こんな姿見られないかも

「まぁいい。仕事の話だ」

「どんな仕事?」

「Y・Z・Fからの仕事だ」

YZF?

「へぇ」

「で、みのりに頼みたいことがある」

「何?」

「そこの看板デザインをみのりに頼みたい」

「あたしなの?」

「あぁ。内装でもいいが」

「内装をやると、看板は誰がやるの」

「俺」

「なるほど」

「どんな会社なのよ」

「中高生に人気のアパレルショップ」

「で?」

「で?とは」

「どんなイメージなの」

「さぁな」

え?さぁなって伊蕗にぃ?
そこまで調べてるんじゃないの?

「でもな?向こうからのイメージは”ピュア”なんだ」

「難しそう」

「で、洋服のデザインもこっちから出したいらしい」

「へぇ。じゃあ、愛実ちゃんの出番もあるわけだ」
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