私とあなたのラブシークレット
すーっと寝息を立てて寝てしまった翔哉さん
よく見れば、目の下に隈が出来ていて
「寝られていないの・・・?」
気づけば、あたしも寝てしまっていて
起きた時には、寝室に寝かされていて
寝室にあったあたしの荷物も、
いつもの置き場に置いてあるのを見ると
「翔哉さん、元に戻してくれたの?」
「起きたのか?」
「え?あ、はい」
体を起こして、起き上がれば
左手の薬指にある違和感
「気づいたか」
「これ」
「お前は、俺の婚約者だ。
たとえ、お前が破棄していてもだ」
「いいの?」
「あぁ。愛実だからいいんだ」
そう言って左手を取ってキスをした翔哉さん
「これからの愛実を知っていくのは
俺だけで十分。
もう、愛実が頼るのは伊蕗さんでも京介でもなく
俺であってほしい」
「!!」
「プリンセス」
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