私とあなたのラブシークレット

「さーて、あたしたちのクラスはっと」

「うぅ~」

み、見えない
男の人がいっぱいで、怖いし

「愛実。ここに居なさい。見てきてあげるから」

「あ、ありがとう」

いいなぁ。芽実は身長が高くて
私も身長が高かったらなぁ・・・
そしたら

「はっ」

イケナイイケナイ
また、翔哉さんの事考えちゃいそうだった

「愛実」

「芽実」

「違うクラスだったわ」

芽実に言われたとき、ちょっとだ不安になった
芽実と、離れて私は大丈夫だろうか
ううん。きっと、大丈夫じゃない

「それに、あんたのクラス、やけに男が多いんだけど」

うぅ~
それが1番イヤ
男なんて、怖いだけだもん。
あの時の、あの恐怖は、まだ、消えてもなければ
私に”トラウマ”という名のものを残している

< 9 / 185 >

この作品をシェア

pagetop