私とあなたのラブシークレット
クイっと顎を上げられ、赤い顔がさらに赤くなるのが
自分でもわかる
「しょ、翔哉さんっ」
「”さん”?」
あっ
「んー。寮でみっちり躾けようかな」
し、躾け!?
「おい。帰るぞ」
「あ、篠田先輩。ちょっと、まだ三ツ谷さん
残してください」
「あ?」
「7月にある、星稜祭の出し物決めたいんで」
「なるほどな。いいだろう」
そう言いながらも出ていく気配のない翔哉さん
「翔哉さん。後で生徒会室に行くので」
「あぁ。終わったらすぐに来いよ」
「はい」
それだけ言うと素直に出て行った翔哉さん
「やっと行った。
では、クラスの出し物を決めたいと思います。」