爽やか王子の裏側は
「月の光」
ドビュッシーのベルガマスク組曲第3曲
私の一番好きな曲
差し込んでるのは月の光じゃなくて夕日だけど
弱く、優しく、それでいてはっきりと
柔らかいけどどこか冷たい和音が誰もいない旧校舎に響く
靴を脱いだから靴下越しに伝わるペダルのちょっと冷えた感触
少し重い鍵盤が沈むたびに鳴らす安定した音
その全てが私の心を浄化するみたいに通り過ぎていく
この時間が続けばいいのになぁ