爽やか王子の裏側は



私の言葉を遮った園川くんが見ていたのは店の前でこっちを見て立っていたお兄さん


「よお、真一。店の子が弟が来たって騒いでたから」

「ああ、ちょっと用事があって」

「その子は?彼女?」


なっ!!


「なわけ。」


なわけ!?


なわけ!?


「ははっ、お友達かな?はじめまして。真一の兄の陽一です。」


お、お兄さん


さすが兄弟と言えるルックス

茶髪でクセのついた髪に白い肌、キリッとした目元なんか園川くんにそっくり

誰が見てもイケメンに分類されるイケメン。


陽一さん


「こいつに似合う服」


…は?


「え!ちょ!園川くん!?何言ってんの!?聞いてた?私には手の出せる域じゃない…」


「よろしく」


「おっけ」


ちょおおおおおおおおおお!


私の買い物ぉぉぉぉぉぉ!


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