あの日の二人に
あの日から、
俺と零ゎいつも一緒にいるようになった、
それからゎ学校が楽しくなった、
零と馬鹿やって、
先生に怒られて、
でも懲りずにまた馬鹿やって、
学校の帰り道、
俺ゎ大好きな場所に零を連れて行った、
俺の秘密の場所、
この町で一番夕陽が綺麗な場所に、
「お前って案外ロマンチスト?」
笑いながら零が言った
「うっせぇ」
二人で笑った、
「こんな日々がずっと続いたらいいな、ずっと一緒にいれたらいいな」
零が不意に言った、
嬉しかった、
「あぁずっとな」
俺ゎ小さく頷いた、
その日の夕陽は、
いつもより綺麗だった。
俺らゎ無言で夕陽が沈むのを見届けた、
「帰るか?」
「だな」
真っ暗な道を歩いてった、
「じゃあまた明日」
零が言った、
「ちゃんと学校来いよ」
俺が言ったら、
「行くよ」
零が答えた、
「じゃっ」
手を振って俺ゎ家に帰った、
次の日、
俺ゎ零より早く学校に着いた、
「出席とるぞ」
担任が入ってきた、
「零!来てないのか」
「akira!零から何か聞いてないか?」
担任が言った、
俺ゎ嫌な予感がした、
その日ゎ外がやけに静かだった、
まるで嵐が来る前兆のように…、
俺ゎ零の家に向かって全力で走りだした。
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