年上同期の独占愛~ずっと側に
「へえ。お酒弱かったよね。そんなに飲むイメージないけど。」
「全然強くないんですけど。甘いお酒を1~2杯です。」
「普段どんなところで飲んでるの?今度一緒に行こうよ。」
一人で誰にも気を遣わず飲むのがいいのにな、と思い、そうですね、と曖昧に返事をしておく。
いつもBarで一人だと、顔なじみも増えてくる。最初は目があうと会釈だけだったのが、マスターを通じて少し会話するようになり、最近では混んでるときは隣同士ですわって話すこともある。中にはしつこく誘ってくる人もいるが、適当にかわしている。
一度だけ、すでに2杯目を飲み切っていていい加減ふわふわしてきて、これ以上いたら帰れなくなる、というタイミングで絡まれたことがあった。
腰を抱かれて送っていくとしつこく言ってくる男性は、確か商社勤務だと少し前に名刺をもらったことがある。30前後だろうが、既婚者の匂いがプンプンする人で、そんな人とどうにかなるなんてもっての他だ。
しかし、何度断っても私からピッタリ離れず、どうしたものか、と思っていたら、新入社員の頃、異業種研修の時に教育係をしてくれていた先輩の神田さんがたまたま同じお店にいて助けてくれた。
それ以来、そこのお店で飲むときは神田さんと待ち合わせて二人で飲むようになった。神田さんと一緒に飲むようになってから、一人でチビチビ飲んでいるより気がまぎれると思うようになった。
だからと言って、橋本さんと2人で飲みに行っているところが想像つかない。何を話していいのかもまったくわからないし、第一私と一緒に行くより山元さんとデートしてたほうがいいだろうに。
原さんの電話がやっと終わり、社員食堂もいい加減閉まるだろうと3人で席を立つ。原さんが売店に寄ってから帰る、というので橋本さんと2人で歩き出す。
エレベータに乗ると橋本さんが聞いてきた・
「最近林とは会ってないの?」
「はい、全く。何でですか?」
「いや。この前林がいる開発部門で打合せがあって、その時に林が野崎さんのこと聞いてきたから。」
「何て?」
一体なんだろう。別れてからもう2か月以上たつ。何を知りたいというのだろう。不信感から表情が硬く、口調もキツくなってしまった。
「いや、特にあれだけど、野崎さん元気ですか?って・・うん、仕事忙しそうだよ。って答えたけど、マズかった?」
「全然強くないんですけど。甘いお酒を1~2杯です。」
「普段どんなところで飲んでるの?今度一緒に行こうよ。」
一人で誰にも気を遣わず飲むのがいいのにな、と思い、そうですね、と曖昧に返事をしておく。
いつもBarで一人だと、顔なじみも増えてくる。最初は目があうと会釈だけだったのが、マスターを通じて少し会話するようになり、最近では混んでるときは隣同士ですわって話すこともある。中にはしつこく誘ってくる人もいるが、適当にかわしている。
一度だけ、すでに2杯目を飲み切っていていい加減ふわふわしてきて、これ以上いたら帰れなくなる、というタイミングで絡まれたことがあった。
腰を抱かれて送っていくとしつこく言ってくる男性は、確か商社勤務だと少し前に名刺をもらったことがある。30前後だろうが、既婚者の匂いがプンプンする人で、そんな人とどうにかなるなんてもっての他だ。
しかし、何度断っても私からピッタリ離れず、どうしたものか、と思っていたら、新入社員の頃、異業種研修の時に教育係をしてくれていた先輩の神田さんがたまたま同じお店にいて助けてくれた。
それ以来、そこのお店で飲むときは神田さんと待ち合わせて二人で飲むようになった。神田さんと一緒に飲むようになってから、一人でチビチビ飲んでいるより気がまぎれると思うようになった。
だからと言って、橋本さんと2人で飲みに行っているところが想像つかない。何を話していいのかもまったくわからないし、第一私と一緒に行くより山元さんとデートしてたほうがいいだろうに。
原さんの電話がやっと終わり、社員食堂もいい加減閉まるだろうと3人で席を立つ。原さんが売店に寄ってから帰る、というので橋本さんと2人で歩き出す。
エレベータに乗ると橋本さんが聞いてきた・
「最近林とは会ってないの?」
「はい、全く。何でですか?」
「いや。この前林がいる開発部門で打合せがあって、その時に林が野崎さんのこと聞いてきたから。」
「何て?」
一体なんだろう。別れてからもう2か月以上たつ。何を知りたいというのだろう。不信感から表情が硬く、口調もキツくなってしまった。
「いや、特にあれだけど、野崎さん元気ですか?って・・うん、仕事忙しそうだよ。って答えたけど、マズかった?」