年上同期の独占愛~ずっと側に
だいぶゆっくりしてしまったが、午前中のうちには家に着きそうだ。それはそれで朝帰り丸出しで気まずいのだが、昨日は弘美が仕事のトラブルで帰れなくなったとうまい具合に母に連絡してくれたらしい。先ほど母にメールしたら、心配そうに返信がきた。嘘つくのは心苦しいが、飲みすぎて、と本当のことを言って心配かけるよりいいだろう。
実家にいると、こういう時気を遣う。会社からも遠いし、本当はもっと近場に部屋を借りたい。
しかし、本当だったら今頃は亮と結婚して同居しているはずだった。一人暮らしをしたいなんて、とてもじゃないけど言えない。
家に着き、シャワーを済ませ落ち着いたところで弘美に連絡をする。まだ彼氏と一緒にいるとのことなので、夜にまた連絡する、とメッセージを送り、少し寝ることにした。
神田さんにも弘美にも迷惑をかけてしまった。ちゃんと謝ってお詫びしないと。
夜弘美から電話があると、第一声から怒られた。
「萌々香さん、何やってるんですか!」
「ごめん。お母さんに電話してくれたんだよね。ありがとう。」
「今度からはちゃんと私と一緒に帰ってください。一人で飲みに行くのもやめてください。」
「うん。できるだけ、そうする。だけど、大丈夫よ。私もいい大人だし昨日は神田先輩いたから。」
「神田さん、話した感じいい人そうでしたけど、付き合おうとかそういう感じになってるんですか?」
「ううん。そんなの全然ないよ。昔から人気あったから、彼女の一人や二人いるんじゃない?」
部屋に泊めてくれる時点で独身なのは確かだろう。神田さんが勤めている出版社は給料が高く福利厚生が充実していることで有名だ。確か今住んでいる部屋もマンションの何部屋かを会社が借り上げしていて、家賃が破格に安いと言っていた。
今日部屋の様子を見る限り、女っけはない気がしたけど、周りの目もありあまり部屋にはあまり呼ばないのかもしれない。
「気を付けてくださいね。傷口えぐるようですけど、林さんのことだって誠実だの優しいだの言ってたのは萌々香さんですかね。」
帰す言葉もないが・・・部屋に泊めておいて何もしてこないのだから私は対象外なのだろう。
実家にいると、こういう時気を遣う。会社からも遠いし、本当はもっと近場に部屋を借りたい。
しかし、本当だったら今頃は亮と結婚して同居しているはずだった。一人暮らしをしたいなんて、とてもじゃないけど言えない。
家に着き、シャワーを済ませ落ち着いたところで弘美に連絡をする。まだ彼氏と一緒にいるとのことなので、夜にまた連絡する、とメッセージを送り、少し寝ることにした。
神田さんにも弘美にも迷惑をかけてしまった。ちゃんと謝ってお詫びしないと。
夜弘美から電話があると、第一声から怒られた。
「萌々香さん、何やってるんですか!」
「ごめん。お母さんに電話してくれたんだよね。ありがとう。」
「今度からはちゃんと私と一緒に帰ってください。一人で飲みに行くのもやめてください。」
「うん。できるだけ、そうする。だけど、大丈夫よ。私もいい大人だし昨日は神田先輩いたから。」
「神田さん、話した感じいい人そうでしたけど、付き合おうとかそういう感じになってるんですか?」
「ううん。そんなの全然ないよ。昔から人気あったから、彼女の一人や二人いるんじゃない?」
部屋に泊めてくれる時点で独身なのは確かだろう。神田さんが勤めている出版社は給料が高く福利厚生が充実していることで有名だ。確か今住んでいる部屋もマンションの何部屋かを会社が借り上げしていて、家賃が破格に安いと言っていた。
今日部屋の様子を見る限り、女っけはない気がしたけど、周りの目もありあまり部屋にはあまり呼ばないのかもしれない。
「気を付けてくださいね。傷口えぐるようですけど、林さんのことだって誠実だの優しいだの言ってたのは萌々香さんですかね。」
帰す言葉もないが・・・部屋に泊めておいて何もしてこないのだから私は対象外なのだろう。