年上同期の独占愛~ずっと側に
「せっかく萌々香さんの誕生日なのに変な話してごめんなさい。だけど、別れたら私も暇になるので萌々香さんと一緒に飲みに行きます。」
新しい恋もしたいですし、と少し明るい顔をして笑っていた。
食事が終わり、デザートを食べながら、改めに今日のお礼と、日ごろからの感謝を伝える。
弘美は元々姉御肌、という感じではないと思うのだが、私が亮と別れたあたりから、かなり私の心配をしてくれ、何かと声をかけてくれる。林君と別れてからそれがさらに加速された感じだ。
「色々ありがとね。亮に誕生日お祝いしてもらった以外では、こんなことしてくれたの弘美が初めてだよ。」
「どういたしまして。大好きな萌々香先輩が喜んでくれてうれしいです。
そういえば・・・蝦川さんのことなんですけど・・・」
「亮がどうかしたの?」
「結婚、するらしいですよ。例の幼稚園の先生と。
で、結婚式と披露宴をホテルでやるらしいんですけど、東都ホテルでやるんですって。」
東都ホテル・・・・私と亮が結婚式をやるはずだったホテルだ。直前まで準備を進めていたけど、別れることになって私がキャンセルした。もう一年以上前のことだ。
言いづらそうに弘美が言ったのは、そのことを弘美も知っているからだ。
「へえ・・・・。私とあそこのホテル予約したときは、淡々としてたけど、実は亮もあのホテル気に入ってたんだね。」
「まあ、どうなんでしょうね。彼女の希望かもしれないし。っていうか彼女の希望なのかな、ってちょっと思いました。蝦川さんって、やっぱり似たタイプの人好きになるんじゃないですかね。だから立花はないかな、って思ったんですよね。タイプ全然違うし。」
蝦川さんが口説いてたっていう派遣さんも見た目は萌々香さんに似た感じのタイプですよ。と付け加えるように言った。
私が黙り込んだのを見て、弘美が心配そうに顔を覗き込んできた。
「萌々香さん、大丈夫ですか?」
「うん・・・まあ、大丈夫。」
「もういいですよ。落ち込んだり傷ついたりする価値もないですよ。萌々香さんは大丈夫です。
萌々香さんのほうがよっぽど幸せです。今までもこれからも。あんな人縁が切れて良かったじゃないですか。」
新しい恋もしたいですし、と少し明るい顔をして笑っていた。
食事が終わり、デザートを食べながら、改めに今日のお礼と、日ごろからの感謝を伝える。
弘美は元々姉御肌、という感じではないと思うのだが、私が亮と別れたあたりから、かなり私の心配をしてくれ、何かと声をかけてくれる。林君と別れてからそれがさらに加速された感じだ。
「色々ありがとね。亮に誕生日お祝いしてもらった以外では、こんなことしてくれたの弘美が初めてだよ。」
「どういたしまして。大好きな萌々香先輩が喜んでくれてうれしいです。
そういえば・・・蝦川さんのことなんですけど・・・」
「亮がどうかしたの?」
「結婚、するらしいですよ。例の幼稚園の先生と。
で、結婚式と披露宴をホテルでやるらしいんですけど、東都ホテルでやるんですって。」
東都ホテル・・・・私と亮が結婚式をやるはずだったホテルだ。直前まで準備を進めていたけど、別れることになって私がキャンセルした。もう一年以上前のことだ。
言いづらそうに弘美が言ったのは、そのことを弘美も知っているからだ。
「へえ・・・・。私とあそこのホテル予約したときは、淡々としてたけど、実は亮もあのホテル気に入ってたんだね。」
「まあ、どうなんでしょうね。彼女の希望かもしれないし。っていうか彼女の希望なのかな、ってちょっと思いました。蝦川さんって、やっぱり似たタイプの人好きになるんじゃないですかね。だから立花はないかな、って思ったんですよね。タイプ全然違うし。」
蝦川さんが口説いてたっていう派遣さんも見た目は萌々香さんに似た感じのタイプですよ。と付け加えるように言った。
私が黙り込んだのを見て、弘美が心配そうに顔を覗き込んできた。
「萌々香さん、大丈夫ですか?」
「うん・・・まあ、大丈夫。」
「もういいですよ。落ち込んだり傷ついたりする価値もないですよ。萌々香さんは大丈夫です。
萌々香さんのほうがよっぽど幸せです。今までもこれからも。あんな人縁が切れて良かったじゃないですか。」