年上同期の独占愛~ずっと側に
「そんな風に言うなよ。実際は林が萌々ちゃんのことが大事なくせに、中途半端なことしたのがいけないんだからさ。振り回されたのは萌々ちゃんの方だろ。」
「立花さん、妊娠してるって聞いたけど?」
「そうなの?あ、だからすぐ結婚なのか。
・・・あいつ、何考えてるんだろうな。萌々ちゃん、大丈夫か?」
「大丈夫だよ。もう未練とか、そういうのはないから。」
「俺さ、飲み会の時、林と話してるの聞かれたときあったでしょ。あの時、萌々ちゃんのこと傷つけるようなこと言ったけど・・・本当は悔しかったんだ。林がずっと萌々ちゃんのこと好きだったのは知ってるし、萌々ちゃんだって林のことは特別だっただろ?いつも二人は一緒だったからそれはわかってたことだったけど、その後二人はそれぞれ別の人と付き合ってたし、過去のことだと思ってたんだ。それなのに、林は萌々ちゃんにちょっかい出して・・・。
俺だって、萌々ちゃんにちょっかい出せるもんなら出したいのに我慢してたんだぜ。それを萌々ちゃんに嫌われたかも、とかいうからさ。情けねぇーな、って思ってあんな言い方になっちゃったんだ。
結局こんなことになるなら、あの時林のこと、全力で止めとけばよかったなって思ったんだ。」
小野君は苦笑いしながら話していたが、本来面倒見の良い小野君のことだから、林君と立花さんの相談にものっていたのだろう。私のこともずっと心配してくれてたんだろうと表情で伝わってきた。
今日もセミナーで忙しい中、時間を作って会いにきてくれたのだろう。
「同期会、落ち着いたらまた来てね。」
「うん。そのうち行くよ。亜都子がこっちに来るときにでも、少人数でよければまた飲もう。」
「あっちゃんと3人とかなら美味しいイタリアン知ってるから、今度そこ行こうよ。二人ともあんまり飲まないもんね。」
「そうだけど、私は最近よく飲み入ったりしてるんだよ。ほんの少しだけ強くなった。」
本当にほんの少しだけどね、と笑いながら言うと、小野君が心配そうな顔を見つめてきたが、思いついたように聞いてきた。
「萌々ちゃん、もうすぐ誕生日だよね。いつだっけ?」
「ふふ。実は、今日なんだ。27歳。」
「マジで?あー、しまった。わかってたらランチお店予約してもっといいところ連れて行けばよかったな。」
「ふふ。気にしないで。気持ちだけで充分。ありがとね。」
「立花さん、妊娠してるって聞いたけど?」
「そうなの?あ、だからすぐ結婚なのか。
・・・あいつ、何考えてるんだろうな。萌々ちゃん、大丈夫か?」
「大丈夫だよ。もう未練とか、そういうのはないから。」
「俺さ、飲み会の時、林と話してるの聞かれたときあったでしょ。あの時、萌々ちゃんのこと傷つけるようなこと言ったけど・・・本当は悔しかったんだ。林がずっと萌々ちゃんのこと好きだったのは知ってるし、萌々ちゃんだって林のことは特別だっただろ?いつも二人は一緒だったからそれはわかってたことだったけど、その後二人はそれぞれ別の人と付き合ってたし、過去のことだと思ってたんだ。それなのに、林は萌々ちゃんにちょっかい出して・・・。
俺だって、萌々ちゃんにちょっかい出せるもんなら出したいのに我慢してたんだぜ。それを萌々ちゃんに嫌われたかも、とかいうからさ。情けねぇーな、って思ってあんな言い方になっちゃったんだ。
結局こんなことになるなら、あの時林のこと、全力で止めとけばよかったなって思ったんだ。」
小野君は苦笑いしながら話していたが、本来面倒見の良い小野君のことだから、林君と立花さんの相談にものっていたのだろう。私のこともずっと心配してくれてたんだろうと表情で伝わってきた。
今日もセミナーで忙しい中、時間を作って会いにきてくれたのだろう。
「同期会、落ち着いたらまた来てね。」
「うん。そのうち行くよ。亜都子がこっちに来るときにでも、少人数でよければまた飲もう。」
「あっちゃんと3人とかなら美味しいイタリアン知ってるから、今度そこ行こうよ。二人ともあんまり飲まないもんね。」
「そうだけど、私は最近よく飲み入ったりしてるんだよ。ほんの少しだけ強くなった。」
本当にほんの少しだけどね、と笑いながら言うと、小野君が心配そうな顔を見つめてきたが、思いついたように聞いてきた。
「萌々ちゃん、もうすぐ誕生日だよね。いつだっけ?」
「ふふ。実は、今日なんだ。27歳。」
「マジで?あー、しまった。わかってたらランチお店予約してもっといいところ連れて行けばよかったな。」
「ふふ。気にしないで。気持ちだけで充分。ありがとね。」