年上同期の独占愛~ずっと側に
返事をせず、じゃあ、明日、と言って玄関を出ると、橋本さんも続いて玄関を出てきた。
「マジで送るって。」
「本当にこの時間電車のほうが早いんです。」
「じゃあ、駅まで一緒に行くよ。コンビニ行きたいし。」
「良いところですね。マンションの側は静かな割に、少し歩けばお店やスーパーもあるし、生活しやすそう。」
「気に入った?」
「ふふ。羨ましいです。」
私が気に入ったところで仕方ないのだが、私の家のそばにくらべたら、遥かに住みやすそうだ。
「お腹空いてない?何か食べてく?」
「家で支度してくれてると思うから帰ります。」
「ん。今日はありがとね。明日ね。」
「はい。お昼過ぎにはきますね。」
「ところで、今日一日ずーーっと敬語だったね。明日は一回でもつかったらお仕置きだからね。」
そういうと、くるっと背を向けて、歩いて行ってしまった。忘れてた・・・。確かに無意識にずっと敬語だった。明日、大丈夫かな。そんな急には無理だと思うがとりあえず頑張ろう。
翌日、お昼過ぎに橋本さんの部屋に着くと、驚くことにすっかり片付けは終わっていて、ソファを進められコーヒーを入れてくれた。
駅前に美味しそうな焼き菓子を売っているかわいらしいお店があったので、いくつか買ってお土産にもってきていたので、それを一緒に食べたら想像以上に美味しかった。
このお店にはケーキもたくさん置いてあり美味しそうだったので今度はケーキを食べてみたい、と思ったが、今度はいつ来るかわからないんだよな、と心の中で苦笑する。
「それにしても、すっかり片付いててびっくりです」
「早起きしてがんばったんだ。野崎さんには昨日かなり手伝ってもらったし、今日はゆっくりしたかったから。」
「何だかお役に立てなくて申し訳ない・・・」
「ふふ。何でだよ。昨日散々やってくれたろ。後で買い物付き合って。」
「だったらもう行きません?昨日もだいぶ時間かかったっちゃったし、今から行けばゆっくり買い物できますよ。」
じゃあ、行こうか、と支度をして部屋を出る。
車に乗り込むとすぐ、橋本さんが機嫌よく言った。
「昨日言ったよな。今日一回でも使ったらお仕置きだって」
あ・・・そうだった。橋本さんの家に着く前までは覚えていたのだが、面と向かって会話をすれば、やはりいつもの癖でいつものように会話してしまっていた。
「マジで送るって。」
「本当にこの時間電車のほうが早いんです。」
「じゃあ、駅まで一緒に行くよ。コンビニ行きたいし。」
「良いところですね。マンションの側は静かな割に、少し歩けばお店やスーパーもあるし、生活しやすそう。」
「気に入った?」
「ふふ。羨ましいです。」
私が気に入ったところで仕方ないのだが、私の家のそばにくらべたら、遥かに住みやすそうだ。
「お腹空いてない?何か食べてく?」
「家で支度してくれてると思うから帰ります。」
「ん。今日はありがとね。明日ね。」
「はい。お昼過ぎにはきますね。」
「ところで、今日一日ずーーっと敬語だったね。明日は一回でもつかったらお仕置きだからね。」
そういうと、くるっと背を向けて、歩いて行ってしまった。忘れてた・・・。確かに無意識にずっと敬語だった。明日、大丈夫かな。そんな急には無理だと思うがとりあえず頑張ろう。
翌日、お昼過ぎに橋本さんの部屋に着くと、驚くことにすっかり片付けは終わっていて、ソファを進められコーヒーを入れてくれた。
駅前に美味しそうな焼き菓子を売っているかわいらしいお店があったので、いくつか買ってお土産にもってきていたので、それを一緒に食べたら想像以上に美味しかった。
このお店にはケーキもたくさん置いてあり美味しそうだったので今度はケーキを食べてみたい、と思ったが、今度はいつ来るかわからないんだよな、と心の中で苦笑する。
「それにしても、すっかり片付いててびっくりです」
「早起きしてがんばったんだ。野崎さんには昨日かなり手伝ってもらったし、今日はゆっくりしたかったから。」
「何だかお役に立てなくて申し訳ない・・・」
「ふふ。何でだよ。昨日散々やってくれたろ。後で買い物付き合って。」
「だったらもう行きません?昨日もだいぶ時間かかったっちゃったし、今から行けばゆっくり買い物できますよ。」
じゃあ、行こうか、と支度をして部屋を出る。
車に乗り込むとすぐ、橋本さんが機嫌よく言った。
「昨日言ったよな。今日一回でも使ったらお仕置きだって」
あ・・・そうだった。橋本さんの家に着く前までは覚えていたのだが、面と向かって会話をすれば、やはりいつもの癖でいつものように会話してしまっていた。