年上同期の独占愛~ずっと側に
週末引越しなので月曜日は休暇をもらいたいと、あらかじめ申し出てあった。すると、金曜日の夕方、原さんに声をかけられた。
「週末、引越しですよね。何か困ったことある?」
「手が足りないなら手伝い行くけど」
吉村さんまで声をかけてくれた。大丈夫です、と答えていると、緒方マネージャーが近づいてきてお祝い袋を差し出した
「これ、3人から。少ないけど新築祝い」
お祝いを渡された。まさかいただけると思っていなかったので、言葉を失ってしまい、お礼の言葉も出てこない。
「引越しおめでとうね。」
「おめでとうございます。」
吉村さんと原さんがそれぞれ言ってくれる。
壁紙もカーテンも家具を決めるのも全部ひとりで、ひたすら面倒だった。結婚もダメになり、新しい家に住むのは両親と私だけだけで、何でこんな目に・・・と不幸のどん底にいるような気持ちになっていた私に、『おめでとう』と言ってくれた。
全部事情を知る3人が、私におめでとう、と言ってくれることが有難くて、ありがとうございます。と頭を下げるのが精一杯だ。亮と別ると決めた当初、ボロボロになって仕事ができなくなっていた私をフォローしてくれたことが思い出され涙が浮かんでくる。必死に涙をこらえた。
「すみませんが、月曜日お休みいただきますね」
私がそう言うと、3人が笑顔で「はい」と言ってくれた。本当に・・・いい人たちと一緒に仕事できてよかった。
引越しは大変だったが、地方に就職した兄と兄の友人たちが手伝ってくれて、大きな荷物は土曜日中に片付いた。日曜日に細々したものを片付けると月曜日は生活しやすい配置を考えたり、服の整理をしたり、比較的余裕を持って片付けることができた。
職場の人に新築祝いをもらったと両親に話すと、週末に内祝いを買ってきてくれると言ってくれた。かなりの金額を3人で包んでもらったので驚き、せっかくなので両親に渡そうとしたのだが、萌々がもらいなさい、と言って受け取ってもらえなかった。
火曜日出社すると、原さんや吉村さんが、引越し大丈夫だった?と様子を聞いてくれる。新しい家は広いし気持ちよくて快適です!と、改めてお祝いをいただいたお礼を言い、引き続きよろしくお願いします、とあいさつをすると、穏やかな目で頷かれた。
「週末、引越しですよね。何か困ったことある?」
「手が足りないなら手伝い行くけど」
吉村さんまで声をかけてくれた。大丈夫です、と答えていると、緒方マネージャーが近づいてきてお祝い袋を差し出した
「これ、3人から。少ないけど新築祝い」
お祝いを渡された。まさかいただけると思っていなかったので、言葉を失ってしまい、お礼の言葉も出てこない。
「引越しおめでとうね。」
「おめでとうございます。」
吉村さんと原さんがそれぞれ言ってくれる。
壁紙もカーテンも家具を決めるのも全部ひとりで、ひたすら面倒だった。結婚もダメになり、新しい家に住むのは両親と私だけだけで、何でこんな目に・・・と不幸のどん底にいるような気持ちになっていた私に、『おめでとう』と言ってくれた。
全部事情を知る3人が、私におめでとう、と言ってくれることが有難くて、ありがとうございます。と頭を下げるのが精一杯だ。亮と別ると決めた当初、ボロボロになって仕事ができなくなっていた私をフォローしてくれたことが思い出され涙が浮かんでくる。必死に涙をこらえた。
「すみませんが、月曜日お休みいただきますね」
私がそう言うと、3人が笑顔で「はい」と言ってくれた。本当に・・・いい人たちと一緒に仕事できてよかった。
引越しは大変だったが、地方に就職した兄と兄の友人たちが手伝ってくれて、大きな荷物は土曜日中に片付いた。日曜日に細々したものを片付けると月曜日は生活しやすい配置を考えたり、服の整理をしたり、比較的余裕を持って片付けることができた。
職場の人に新築祝いをもらったと両親に話すと、週末に内祝いを買ってきてくれると言ってくれた。かなりの金額を3人で包んでもらったので驚き、せっかくなので両親に渡そうとしたのだが、萌々がもらいなさい、と言って受け取ってもらえなかった。
火曜日出社すると、原さんや吉村さんが、引越し大丈夫だった?と様子を聞いてくれる。新しい家は広いし気持ちよくて快適です!と、改めてお祝いをいただいたお礼を言い、引き続きよろしくお願いします、とあいさつをすると、穏やかな目で頷かれた。