年上同期の独占愛~ずっと側に
本当はちゃんと林君と話をしたほうがいいのだろう。だけど、実際は林君は当面大阪で生活をするため、今起こった出来事を今日のうちにちゃんと話すことは難しい気がする。お酒も入っているし、私も明日のUSJに備えてもう休みたい。第一、今しがたの林君の行動が、謎すぎる。
林君は大事な同期だし、林君にとっても私はそのはずだ。なのに、一夜だけの関係を林君が強引に求めるのは何だか違和感がある。私のことが好きでこの先恋人として付き合っていきたいとしたら尚更こんな強引なことはしないだろう。もし、一夜の遊び相手として私を選んだとしたなら、私は林君のことは受け入れられない。少なくともそんな対象に見られていたことはショックだ。
「本当に大丈夫だから、ここで。また東京でみんなで飲もうね。矢島君によろしく」
「萌々ちゃん・・・」
しばらく立ち尽くしていたが、私に取り付く島がないと思ったのか、やっと声を発する。
「わかった。じゃあ、帰るね。買い物気を付けて。あっちゃんによろしくね」
林君の後ろ姿を見送っていると、急に寂しくなり、一晩だけでもいいから側にいてほしいと、ほんの一瞬だけ追いかけたくなってしまった。しかし、そんなことで寂しさを埋めても、更に虚しくなるだけだとわかっている。
はあー。疲れた。明日のUSJに備えて早く寝よう。今日亜都子が来てくれていたら、きっとこんな事にはならなかったのに、と少し恨めしい気持ちになり、コンビニを後にした。
翌日、5時半に起きて外を見てみるがまだ薄暗い。テレビをつけて天気予報を見てみると、今日は快晴らしい。
昨日はあまり眠れなかった。携帯と確認すると、亜都子ももう起きたみたいだ。ホテルまで車で迎えにきてくれることになっている。朝食を一緒にとり、USJに向かう予定だ。
林君からの連絡は、なかった。
亜都子から連絡が来てホテルと出ると、亜都子が降りてきて助手席を開けてくれる。車に乗り込むと、USJそばのホテルでおいしいバイキングがあるからそこへ行こう、と車を出してくれる。
「昨日ごめんねー。矢島君と林君とも久しぶりだったから、会いたかったな。」
「仕事、大変そうだね。大丈夫?」
「ふふ。萌々香ほどじゃないよ。ちょうど決算だったから忙しかっただけ。タイミング悪かったな」
林君は大事な同期だし、林君にとっても私はそのはずだ。なのに、一夜だけの関係を林君が強引に求めるのは何だか違和感がある。私のことが好きでこの先恋人として付き合っていきたいとしたら尚更こんな強引なことはしないだろう。もし、一夜の遊び相手として私を選んだとしたなら、私は林君のことは受け入れられない。少なくともそんな対象に見られていたことはショックだ。
「本当に大丈夫だから、ここで。また東京でみんなで飲もうね。矢島君によろしく」
「萌々ちゃん・・・」
しばらく立ち尽くしていたが、私に取り付く島がないと思ったのか、やっと声を発する。
「わかった。じゃあ、帰るね。買い物気を付けて。あっちゃんによろしくね」
林君の後ろ姿を見送っていると、急に寂しくなり、一晩だけでもいいから側にいてほしいと、ほんの一瞬だけ追いかけたくなってしまった。しかし、そんなことで寂しさを埋めても、更に虚しくなるだけだとわかっている。
はあー。疲れた。明日のUSJに備えて早く寝よう。今日亜都子が来てくれていたら、きっとこんな事にはならなかったのに、と少し恨めしい気持ちになり、コンビニを後にした。
翌日、5時半に起きて外を見てみるがまだ薄暗い。テレビをつけて天気予報を見てみると、今日は快晴らしい。
昨日はあまり眠れなかった。携帯と確認すると、亜都子ももう起きたみたいだ。ホテルまで車で迎えにきてくれることになっている。朝食を一緒にとり、USJに向かう予定だ。
林君からの連絡は、なかった。
亜都子から連絡が来てホテルと出ると、亜都子が降りてきて助手席を開けてくれる。車に乗り込むと、USJそばのホテルでおいしいバイキングがあるからそこへ行こう、と車を出してくれる。
「昨日ごめんねー。矢島君と林君とも久しぶりだったから、会いたかったな。」
「仕事、大変そうだね。大丈夫?」
「ふふ。萌々香ほどじゃないよ。ちょうど決算だったから忙しかっただけ。タイミング悪かったな」