渇愛の姫


「着替えはそこよ。私は職員室にいるから。」


先生という立場だからか、態度にはあまり出さない。




「はぁぁ…」


先生でもやっぱり1人の女。
自分では精一杯だしてない“つもり”なんだろう。




1週間前のこと。
あの保健室の先生がある男子生徒と付き合ってるってのは生徒の中では有名な話だった。


でも、その男子生徒が先生と別れたという噂が流れた直後私に告白してきた。




…そう、つまりとんだとばっちり。






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