渇愛の姫


「…もういいよ。君以外殺す、それで済む話だし」


簡単にそう口に出して、カチッとまた音を鳴らした。


今までになかった動作でそれが本気だとわかる。






「見てよ、まだこっちに気づいてない。早く1人くらい殺さないと面白くないよね。」



怪しい笑顔を浮かべ、

男が銃を向けた先は──────











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