渇愛の姫



「いっ…たぁ」


家に帰り、あの男の全てを洗い流そうと思い脱衣所で服を脱ぐと背中に激痛が走った。




「なにこれ…」


背中に爪あとと噛みあと。


…どこまでも気持ち悪い男。





「しみるし…最悪。」


シャワーのお湯がこんなにも不快に感じるなんて。

いないのに、あの男に体でも洗われてるみたい。
















「…寝よ。」



部屋を真っ暗にして、1人ベッドに潜った。







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