聖☆ドラゴンガール みらくるず
―翌日―

竜牙は、桃花の部屋に来ていた。

竜「おはよう、桃花。」
桃「おはよう♪」
竜「なぁ、桃花。」
桃「なあに?」
竜「急で悪いけど、子どもたちの名前、考えないとなと、思って…。」
桃「うん。私もそろそろ思ってたから…。でも、竜牙。」
竜「ん?なに?」
桃「上の子の名前は、私に決めさせて欲しいの。お願い。…だって、せっかく産まれて来てくれたのに、離ればなれになっちゃうんだよ!?そんなの、わたし耐えられない!だから…、竜牙……。」

桃花は、潤んだ瞳で竜牙を見上げた。
その時、竜牙の瞳からも、同じ様に潤んでいた。それは、懺悔か、後悔にも似たような複雑な顔をしていた。
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