王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
こんなに思ってくれている先輩に、嫌な思いなんてさせたくない…。
「芙羽梨は本当に優しいね。でも、大丈夫。僕がそんなこと出来るわけないでしょ?僕が我慢すればいいだけの話。だけど…ひとつだけお願い聞いてもらってもいい…?」
お願い…?ってなんだろう…?
「わ、私にできることならっ…!」
「好きな時に好きなだけ、芙羽梨を抱きしめさせて」
「っ…」
恥ずかしい…でも…。
「は、はいっ…いいですよ…?」
そんなことでいいのなら、いくらでも抱きしめて欲しい…なんて思っちゃうのは…。