王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
それぞれの気持ち
芙羽梨side
「今日のHRは、体育祭の個人競技を決める。あと1ヶ月もないからな。学級委員任せたぞ」
谷倉先生から指示を受けた2人の学級委員は、早速前に出てきて仕切り始めた。
うっ…体育祭…かぁ…。
「嫌だなぁ…」
「…声に出てるよ?ま、その気持ちもわからなくはないけど」
隣の彩凛ちゃんにそう指摘されつつも、やっぱり嫌だという気持ちは変わらない。