王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
体育祭と王子様
芙羽梨 side
「うわぁ、やってるねー。めんどくさそ」
「みんなすごいねぇ…」
今は彩凛ちゃんと一緒に、クラスの応援席で他の人の競技を見ているところ。
彩凛ちゃんは次の次の競技に出るから、もうちょっとだけ一緒にいれる。
私は結局、体力より運があれば1位や2位になれる借り物競争に出ることに。
彩凛ちゃんは足が早いから、100メートル走にも出るみたい。
借り物競争を希望していたけど、100メートル走の枠が余ってそこに入ることになったらしい。
「芙羽梨はお昼休憩終わってすぐだっけ?」