王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
先輩が学校で寝ている姿が想像できなくて困惑していると、先輩は苦笑した。
「まぁ、たまにだけどね。さ、食べよう?」
「そ、そうですね…!」
レジャーシートの上に座ると、ふさっ と芝生が音を立てた。
この感じ、なんだか懐かしいな。
小さい頃はよくピクニックとかお花見とかしていたけど、高校生になってからは一度もしていない。
「芙羽梨がお弁当用意してくれたんだよね?大変だったでしょ?」