王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
エスコートさながらの丁寧な仕草にきゅんとしつつも、隣に並べることの嬉しさに胸を弾ませてテーマパークへと向かった。
「わあっ…!すごい…っ!まるで夢の国ですね…!」
目的地に着くなり大はしゃぎしてしまい、はっと我に返る。
わ、私今すごく子供っぽかったよね…?
高校生にもなってこんなになるなんて、詩音先輩呆れてないかな…。
やや心配になって先輩を見ると、微笑ましいと言わんばかりの顔で私を見ていた。