王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
コーヒーカップ…子供の頃に1回乗った以来、乗ってない気がする。
どのカップも可愛くて、つい目を奪われてしまうほどだ。
「えっと…コーヒーカップ乗りたいです。久しぶりなので…ダメですか?」
並んでいる人たちは家族連れや女の子のグループばかり。
詩音先輩には少し恥ずかしい思いをさせてしまうかもしれない。
「もちろんいいよ。言ったでしょ?芙羽梨がしたいこと全部するって」
やっぱり詩音先輩は優しいな…なんて、当たり前のことをまた思っちゃう私。
「はいっ…!」