王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
いつものように抱きしめられて、この腕の中にいられることがたまらなく幸せだと改めて感じる。
…この気持ち、どうしたら先輩に伝わるかな。
ずっと考えてた…どうやって私の「好き」を伝えようか。
詩音先輩みたく上手く言いたいのに、本人を前にするとどうしても感情が先に動いて…ちゃんと言えるのか不安になる。
でも…やっぱり私は、そのまま思ったことを言いたいし、その方がいいと思うから。
「詩音先輩、私の話…聞いてくれますか…っ?」
そう言うと、先輩はこくりと頷きベッドに座り直した。