王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
「っ…!?そ、れって……」
キス以上のこと…を、言ってるの?
理解した途端、ボンッという効果音がつきそうなくらい顔が熱くなる。
「さすがの芙羽梨も、この意味わかったよね?こんなに顔真っ赤にしてるし……ね?」
「〜っ!せ、先輩のばかっ…」
意地悪い笑みを浮かべる詩音先輩に見つめられるのがたまらなく恥ずかしくなって、思わず「ばか」なんて言ってしまった。
しかも、抱きしめられてる状態からだから意図に反して上目遣いで。
「っ、ちょっと…それは卑怯じゃない?」